簿記の基礎知識;現金勘定
今回からの簿記の基礎知識は「勘定科目」ごとの説明に入っていきます。これまで学習した簿記の大まかな流れとこれから学習する勘定科目をあわせることによって簿記が完成します。早速ですが、今回ご紹介する勘定科目は商売の要でもある『現金』です。
お金のやり取りが生じた時、現金という資産の勘定科目を使用します。現金は文字通り日常使っている紙幣・硬貨のことですが、簿記では現金以外にもいくつか現金として扱うことになっています。簿記では、以下のものを現金として扱います。
[簿記上の現金]
◆お金(硬貨・紙幣)
◆他人振出小切手
◆送金小切手
◆郵便為替証書
◆配当金領収書
◆外国通貨
◆その他
お金(紙幣・硬貨)以外は、通貨代用証券(つうかだいようしょうけん)といいます。以下に主な通貨代用証券の説明をしておきます。
[小切手]
小切手は「この小切手を持っている人に、書いてある金額を支払ってあげてください」という証券です。小切手帳を銀行から借りて、金額などの必要記入事項を記入して一枚ずつ切り離して相手に渡します。もちろん銀行口座には、支払われる額のお金があることが条件です。
[配当金領収書]
株券を持っていると、配当金というお金をもらうことができます。配当金とは、会社が儲かったのでその利益のいくらかを株主に還元しよう、というものです。実際には現金ではなく、振替支払通知書という領収書が郵送されてきて、それを金融機関にもって行き、現金化するという流れです。